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     連載コラム 2010. 夏 最新号
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札幌電気工事業協同組合 理事長 尾池 一仁
「 ハーフは美しい 」
 
 日本語に改めれば、「混血は美しい」である。島国意識の強い日本社会において、昔は混血児を「合いの子」と称して、いじめの対象であった。現代の日本は、グローバル社会にすっかり変貌し、西洋人・東洋人は基より、日本国内各地域間での男女の結びつきが当たり前となった。そうして生まれた児童は不思議と美しく、周りからは羨望の眼差しで見られている。

 皆さんが納得のいく例では、美人とは言えないオノ・ヨーコと、特別に美男とは言えないジョン・レノンとの間に生まれた子供は、美男子である。こうして例を挙げると際限がなく、ハーフはすべからく美男・美女である。

 私は、組合員の皆様のおかげで全国の副会長の立場を担うことができ、必然的に日本各地を訪れる機会が多い。美人には目敏いと言えば語弊があるが、常々恋歌(和歌)の創作活動には、女性を観察する目が必要であり、そんなことを理由に日本各地を訪れる際には、必然的に女性に目がいくのである。その結果日本の美人・不美人マップに特質する答えを出したのである。まず美人の多い地域を挙げると、沖縄・長崎・福井・金沢・新潟・秋田・北海道である。最後に北海道を挙げたのは、北海道の女性に対しての思いやりではないのかと疑う方もいるかもしれないが、正真正銘に私の妻、娘は基より、読者の皆様の奥様・ご令嬢すべからく美しいのです。

 では不美人の多い地域は、四国・広島・名古屋・静岡・茨城・仙台である。美人・不美人地域を列記したが、勘の良い方には、その特性がおわかり頂けるかと思われる。美人の多い地域は、すべて日本海側であり、不美人の多い地域は太平洋側である。

 では何故日本海側に美人が多いのか、答えは簡単である。日本海側は古くから中国大陸は基より、ロシアなど西洋との交易も盛んであると同時に、北前船に代表されるように、国内各地との交易も盛んであった。必然的に人々の血の混じりあいも盛んとなり、その結果、混血が多くなり美人地域が構成されたのである。極めつけは北海道である。北海道は江戸時代、明治時代を通し農地開拓あるいは炭坑開発と全国各地から人々が移住して来たのである。当然、全国各地の血が混じり合うと同時に、先住民族である西洋人的アイヌの人々との血が混じり合い、混血大国となったのである。混血大国であるから当然前記のごとく、皆様の奥様は美しいのである。改めて再認識をして頂きたい。

 一方、太平洋側はなぜ不美人が多いのか、その答えは地域交流が少なく、純血種であるからです。他国との交流をしようにも、南北アメリカ大陸は約1万キロの彼方である。更に名古屋に代表されるように、近代社会においても結婚となると家柄であるとか、出身地においても他地域の人々を受け入れないような、古い日本の閉鎖的社会があるからである。

 純血種が何故不美人なのか。一重瞼の両親から生まれる子供は、一重瞼、鼻の低い両親から生まれる子供の鼻も低い。混血はなぜ美人なのか、鼻が高いが一重瞼の父親と、鼻が低いが二重瞼の母親から生まれた子供は、1/4の確率で鼻が高く、二重瞼の子供が生まれるからである。

 この様なことを話すと、不美人地域の方に失礼であるとか、叱責を受けるのではないかとご心配される方もおられる事と思うが、この美人、不美人マップの話を太平洋側の方に披露しますと、不思議に納得して頂ける事が多いです。

 読者の皆様には、今一度奥様のお顔をまじまじと見つめて下さい。遠い先祖が醸し出した奥深い魅力的美しさが、そこにあるはずである。
 

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