札電協理事長>令和元年度通常総代会理事長挨拶
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 <FONT size="-1">第59期通常総代会理事長挨拶</FONT>
札幌電気工事業協同組合
理事長 小野寺涼一

 総代会の開催に当たり一言ご挨拶申し上げます。本日は大変お忙しい中このように多くの総代の皆様にご参集いただき誠にありがとうございます。平素より総代の皆様におかれましては本部、支部運営に対しまして、ご理解、ご協力いただいておりますこと厚くお礼申し上げます。
 さて、令和の幕開けとなりました。10連休明けの5月8日、中央支部総会を皮切りに、7支部及び青年部の総会が無事終了されました。支部役員の皆様におかれましては大変お疲れ様でした。私どももお邪魔させていただき皆様と楽しい時間を共有させていただきました。誠にありがとうございました。本年も実りある支部活動をよろしくお願いいたします。

 本年は統一地方選挙があり我々組合で推薦した鈴木北海道知事が誕生しました。新知事におかれましては課題が山積みしていると思いますが、持ち前の情熱と発想力でピンチをチャンスに北海道の未来を展望して邁進されますようご期待をしたいと思います。更に、秋元札幌市長も再選されました。更なる安定した市政運営により、夢のある都市へと発展されますことを切に願います。
しかしながらその札幌市のインフラを支える我々業界においても慢性的な人手不足、技術、技能者不足を抱え苦しい中での経営を強いられております。特に若手技術者、技能者の確保や、技術、技能の継承という問題も控えており我々としても待ったなしの対応が迫られております。皆様ご存じのように青年部が中心となり、業界理解促進活動として、工業高校への出前授業や保護者向け業界説明会などを実施し卒業生の就業確保につなげてゆきたいと毎年開催しております。この度、このような活動にご理解をいただいております高校の授業に必要な機材等、お礼も兼ねて寄付をさせていただきました。その折校長先生から生徒の確保について、現在電気に関する生徒は2クラスのみであり80人程、電気課への受験生が少なくなった場合、クラスも減らされ電気課自体消滅することも考えられること、また現に函館工業高校においては電気課がなくなり情報通信の授業しかありませんとのことでした。電気の仕事の魅力を小さい頃から理解し、興味を持ってもらう手立てがより大切になってきたことを痛感させられました。当組合としてもこの事実に真摯に向き合い、青年部により今年1月に開催いたしました親子電気フェスティバルのような活動を支援し、人材確保に向けた取り組みを更に加速させてゆきたいと思いますので、組合員皆様の更なるご理解を賜りたいと思います。

 さて本年度の提出議案でありますが決算に関しては支部の会計担当者のご理解、ご協力をいただき、本年も問題なく進めることができました。ありがとうございました。後ほど第1号議案にてわかりやすくそれぞれ説明させていただきます。
 まず、本年度の税引き前利益金は昨年同様、スイッチング工事のおかげで88,000,000円となりました。後ほど剰余金処分案にて説明させていただきますが、これはスマートメーター特需であり単年度での利益であります。先ほども述べさせていただきましたがスイッチング工事は間違いなく減少してきます。今後は当然厳しい財政状況となることが予想されますので監事の皆様のご指摘もいただき更なる経費節減に努めてゆく所存であります。
 第2号議案では、令和元年度、これらの事情を加味した事業計画、収支予算となっておりますのでご理解を賜りたいと思います。また、本年は役員改選期となっております。推薦会議により役員候補予定者の提出をいただいておりますので、第6号議案にて後ほどお諮りいたしますので慎重審議を宜しくお願い致します。

 終わりになりますが支部総会でもお願いいたしまいしたが一般電気工作物調査不適合工事は減少傾向でありますが接地工事の不適合は依然として減らないのが実情であります。工事竣工の際には間違えなく自主点検の履行を確実にお願いいたします。電気工事業者として名に恥じないよう各々の会社にて更なる不適合工事撲滅に向けた取り組み、更に事故は起こさないとの安全優先な取り組みをお願いしますとともに、当組合の取り組みに対しましても一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。組合員皆様の企業のご隆盛、ご繁栄、更に組合員皆様のご健康を祈念いたしまして冒頭の挨拶とさせていただきます。本日の総会審議宜しくお願いいたします。